エンベデッドシステムスペシャリストとは?試験の全体像を初心者向けに解説
エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES試験)は、経済産業省管轄の国家試験「情報処理技術者試験」の中の一区分です。組込みシステム(エンベデッドシステム)の設計・開発・保守に関する高度な専門知識と技術力を認定する試験です。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES試験)は、経済産業省管轄の国家試験「情報処理技術者試験」の中の一区分です。組込みシステム(エンベデッドシステム)の設計・開発・保守に関する高度な専門知識と技術力を認定する試験です。
午前Ⅰは情報処理技術者試験の共通問題です。応用情報技術者試験の午前問題と同じレベルの問題が30問出題されます。出題範囲は「テクノロジ系」「マネジメント系」「ストラテジ系」の3分野にわたります。
組込みシステムの中心となるのはマイクロコントローラ(マイコン)またはマイクロプロセッサです。マイコンはCPU・メモリ・I/O(入出力)が一つのチップに集積されており、省スペース・低コスト・低消費電力を実現します。
RTOS(Real-Time Operating System:リアルタイムOS)は、リアルタイム性を保証するオペレーティングシステムです。WindowsやLinuxのような汎用OSとは異なり、タスクのスケジューリングやデッドライン管理を厳密に行います。
午後Ⅰは90分で3問が出題され、そのうち2問を選択して解答します。問題形式は「事例」ベースの記述問題で、実際の組込みシステム開発に関する長文の仕様説明(4〜6ページ程度)を読んで、設問に答えます。
令和5年度(2023年)秋期試験より、エンベデッドシステムスペシャリスト試験の午後Ⅱが事例解析(長文読解)形式から論述式に変更されました。これはITストラテジストやシステムアーキテクストなど他の高度試験と同じ形式です。
エンベデッドシステムスペシャリストの参考書を選ぶ際のポイントは次の通りです。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の合格に必要な学習時間は、バックグラウンドによって大きく異なります。
IoT・自動運転・スマートファクトリー・医療機器の高度化などにより、組込みシステムエンジニアの需要はかつてないほど高まっています。特に、複雑化する組込みシステムを設計・管理できる上級エンジニアは慢性的に不足しています。
高度情報処理技術者試験(エンベデッドシステムスペシャリストを含む)には、午前Ⅰ試験の免除制度があります。特定の条件を満たすと、受験当日の午前Ⅰ(試験時間50分・30問)を受けずに済む制度です。